【名古屋市】マンションの大規模修繕の進め方は?施行中の注意点も紹介!

 2023.6.5

【名古屋市】マンションの大規模修繕の進め方は?施行中の注意点も紹介!

「そろそろ築12年ほどが経過する」
「外壁の色褪せが気になってきた」

マンションの大規模修繕を意識し始めるタイミングはそれぞれですが、大規模修繕はマンションの資産価値を維持し続けたり、快適な居住環境を提供し続けたりするために欠かせない大切なものです。とはいえ検討すべきことの多い工事ですので、はじめは手の出しどころが分からず困っている方がほとんどでしょう。

今回の記事では、大規模修繕工事の進め方について詳しく解説します。
スムーズに終わらせるための注意点も取り上げますので、ぜひ参考にしてください。

 

マンションの大規模修繕はどう進める?進め方を解説!

まず、大規模修繕の進め方を8つのステップに分けて解説します。
ここで各ステップでの必要事項や全体的な流れを確認しておきましょう。

 

1.体制を整える

分譲マンションには管理組合の運用する「理事会」がありますが、大規模修繕工事を行う際は「修繕委員会」と呼ばれる専門の委員会を下部組織として設置するケースが多くあります。大規模修繕工事に関わる業務、例えば調査の立ち会いや説明会の実施などが具体的な活動内容です。設置が義務付けられているわけではありませんが、このような専門的な組織があると工事の流れがスムーズになるため、一度は検討してみることをおすすめします。

 

2.建物診断を行う

マンションの現状確認のため、建物診断を行いましょう。劣化状況・修繕の有無・緊急などをチェックし、大規模修繕工事の概要の土台を決めます。後の修繕計画に大きく影響するため、きちんと実施してもらいましょう。

 

3.修繕計画を立てる

現状確認が済んだら、早速修繕計画を立てます。修繕計画では、緊急性の高い箇所から優先的に組み込みましょう。マンションの大規模修繕工事は、基本的に住民から集めてきた「修繕積立金」によって賄います。積立金が不足している場合には、一時金を徴収する・融資を受ける・計画を見直すなどの対応を取りましょう。

 

4.施工会社を決定する

大規模修繕工事のパートナーとなる施工会社を決定します。施工会社を検討する際には費用面に着目しがちですが、業務の質や信頼性などの面も考慮することが大切です。
様々な観点から検討しましょう。

 

5.総会を開催する

組合員に工事の概要について説明する総会を開催します。大規模修繕工事の目的・日程・期間・施工会社などの工事計画について、透明度高く伝えましょう。

 

6.工事説明会を開催する

組合員の承諾を得られたら、他の入居者に対しても説明を行うために工事説明会を開催します。特に日常生活への影響について重点的に説明するようにしてください。大規模修繕工事は住みながら行うもののため、組合員や入居者の協力なくしてできません。
なるべく生活に影響が生じないように対処することが求められます。

 

7.着工

ここまで進められるとようやく着工です。現場でしか分からないトラブルや不具合は、着工し始めてから生じます。不測の事態に備えられるよう、施工会社や入居者とは綿密にコミュニケーションを取るよう意識しましょう。

 

8.引き渡し

工事が無事終了したら、立ち会いの元で検査した後、引き渡しを行います。検査の際に不具合があった場合には、手直しをしてもらいましょう。手直し後は再度確認が行われ、特に問題がなければ引き渡しとなります。

 

大規模修繕をスムーズに終わらせるために!施工中に注意すべきこと

いよいよ着工となり、大規模修繕が始まった際には、円滑に進めていくために注意しておきたいことがいくつかあります。
長期化しやすい大規模修繕だからこそ、事前に知って備えておきましょう。

 

積極的な広報をする

マンションの入居者にとって、大規模修繕工事中のライフスタイルは激変します。常に轟音が響き渡り、洗濯物の室内干しを余儀なくされたり、知らない施工会社の作業員が何度も行き来したりと、大きなストレスをかけることになります。こうした非日常が数ヶ月にわたって続くことになるため、不安や不満の声は必ず上がるものです。

マンションの管理者やオーナーとしては、少しでも入居者が安心して過ごせるよう丁寧に対応しなければなりません。工事内容の告知・工事説明会の実施など、大規模修繕工事に関する情報の透明度は常に高く維持できるように対策しましょう。

 

施工状況の確認を欠かさない

マンションの管理者やオーナーとして、不備がないか・スケジュール通りに進んでいるかなどの確認は欠かさないようにしてください。どれだけ綿密に修繕計画を立てたとしても、実際に施工を始めないと不明瞭な部分も多くあります。そのような状況をリアルタイムで把握することで、柔軟に対処できるように備えておくことが大切です。

 

大規模修繕はどのくらいの周期で行うべき?

大規模修繕では、マンション全体の様々な箇所を修繕することになりますが、一括で全て修繕する必要があるというわけではありません。実際の劣化状況に合わせ、適切な修繕をするように心がけることが大前提です。とはいえ、国土交通省によって修繕周期の目安が設けられているので参考にしてみても良いでしょう。

場所ごとの工事のタイミングの目安を以下に抜粋してご紹介します。

・屋上防水:12〜15年
・外壁塗装:12〜15年
・シーリング:12〜15年
・バルコニー:12〜15年
・空調設備:13〜17年
・共用内部:12〜15年
・電気設備:15〜20年
(参照:https://www.mlit.go.jp/common/001172737.pdf

ご覧いただくと分かるように、およそ12〜15年の周期が目安になっている項目が多くあります。
そのため、まとめて行う場合には12年を目安に行うと良いでしょう。

 

まとめ

マンションの大規模修繕は、入居者のご協力があってこそ成り立つ大きなプロジェクトです。滞りなく進めるためにも事前準備を怠らないようにしましょう。

当社は地域密着の施工店として、大規模修繕工事・マンション修繕・アパート修繕も承っております。自社施工ならではの価格帯で、最初から最後まで責任を持って当社で担当させていただきます。安心の長期保証もしておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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