2019.10.11
その屋根塗装で大丈夫?
塗装してはいけない屋根の例

塗装してはいけない屋根の一つに、ニチハの「パミール」という屋根があります。「パミール」は、1996年から2008年にニチハより製造されたスレート屋根材です。
ニチハは窯業系サイディングで知られる最大手の外壁メーカーです。
施工後10年前後で不具合が見つかることの多い屋根で、テレビでも報道されました。塗装しても2,3年で屋根材そのものが剥がれ、結局葺き替え工事やカバー工事が必要になります。
こんな屋根にも要注意!
劣化が進んだ屋根
屋根の剥がれや割れ、変形が見られる屋根では、塗装しても長持ちさせることは困難です。目安として、屋根の劣化が目に見えて進んでいる場合や、過去に一度屋根塗装をしている場合には要注意です。
築25年以上の屋根
屋根材の下地には、ルーフィングと呼ばれる防水シートが張られています。このルーフィングが劣化していると、雨漏りの原因となります。ルーフィングは25年以上経過すると、経年劣化で雨漏りを起こします。
Point
屋根塗装を何度もして、最後に葺き替え工事をするのであれば、コストは高くなります。屋根のメンテナンスの際は、プロに見てもらい、カバー工法を採用することで、トータルコストが抑えられるのです。