【名古屋市】マンションの大規模修繕にはどのくらいの期間がかかるの?周期についても紹介!

 2023.5.15

【名古屋市】マンションの大規模修繕にはどのくらいの期間がかかるの?周期についても紹介!

これからも長く快適なお住まいを提供し続けるためには、定期的にマンションの大規模修繕を行わなければなりません。大規模修繕は着工までの準備期間だけで1年以上かかることが多く、オーナーさんだけでなくマンションの住民も巻き込んだ非常に大きなプロジェクトとなります。滞りなく進めていくためには、最初の段階からしっかり準備しておくことが大切です。

今回は、大規模修繕にかかる期間について解説します。

 

大規模修繕にかかる期間はマンションの規模によって変わります

当然ではありますが、やはり高層マンションのように規模の大きなマンションの方が大規模修繕にかかる期間は長くなります。一般的には計画から工事完了までトータルで2〜3年程度であることが多く、工事自体は3~6ヶ月で終了します。

しかし、規模の大きなマンションの場合には工事だけで1年以上要することがあり、さらに余裕を持ったスケジューリングが求められるのです。まずは規模別の工事期間について解説しますので、該当するマンション規模の部分を参考にスケジュールを立ててみましょう。

 

総戸数50戸未満の小規模マンション

小規模なマンションの工事期間は、3~4ヶ月程度です。
ただ、規模が小さいからといって簡単に終わるわけではありません。顔の知れた住民であるからこそ、バランスの取れた計画を取る必要性も生じます。準備期間の段階で、住民としっかりコミュニケーションを取るよう意識することが大切です。

 

総戸数50戸以上100戸未満の中規模マンション

中規模なマンションにかかる大規模修繕の工事期間は、4~6ヶ月程度です。
規模が大きくなるほど共用設備が増えてくるため、予算と要望のバランスをより重視する必要があります。大規模修繕において修繕委員会の設置は任意ですが、中規模以上のマンションにもなると、設置した方がスムーズに計画を履行できるでしょう。

 

総戸数100戸以上の大規模マンション

大規模なマンションでは、工事期間はおよそ半年~1年程度にまで拡大します。
専用の共用設備があるマンションやタワーマンションの場合には、1年以上かかるケースもあるほどです。検討事項が多いなか、住民との合意形成に時間がかかることも考えられます。ゆとりを持った計画を心がけましょう。

 

マンションの大規模修繕は着工までに時間がかかります

マンションの大規模修繕において最も時間がかかるのは「着工まで」の準備段階です。
工事の計画を立ててから着工するまで、およそ1~2年はかかります。
というのも、着工までには多くの工程を挟まなければならないからです。
ここでは、大規模修繕着工までの流れを6つに分けて解説します。

 

1.修繕委員会を設置する

まずは、大規模修繕に関わる作業を行う「修繕委員会」を設置します。修繕の内容・予算の打ち合わせ、調査への立ち会い、説明会の実施など工事に必要な業務を行う下部組織です。設置の義務はありませんが、業務分担の体制が整うため工事をスムーズに進められるようになります。修繕委員会を設置せずに理事会で運用する場合もありますが、任期や業務負担を考慮する必要がある点に注意しましょう。

 

2.建物診断を実施する

建物診断では、調査員が実際にマンションを訪問し、目視や専門機器を使って劣化状況を調査します。適切な修繕計画を立てるには欠かせない工程です。

 

3.修繕計画を立てる

予算を加味したうえで、建物の現状を反映した修繕計画を立てます。修繕積立金と施工内容でバランスを取れていることが大切ですが、追加費用に備えて5〜10%程度多く予算を見積もっておくと安心です。

 

4.施工会社を決める

大規模修繕の概要が決まったら、施工会社の選定に入ります。施工会社を選ぶ際は、見積もり額だけでなく、実績やアフターケアの有無など幅広い観点から検討することが大切です。

 

5.総会を開催し、施工会社と契約する

まずはマンションの組合員に対して、大規模修繕の概要や予算について詳しく説明します。
合意を得られなければ、工事を進めることはできません。大規模修繕の費用はあくまで入居者からの修繕積立金であることを念頭に押さえておきましょう。組合員の合意を得られたら、施工会社と契約します。

 

6.説明会を実施する

最後に、マンションの住民全体に説明会を実施します。施工会社から大規模修繕の概要や工事中の注意事項などを共有してもらいましょう。大規模修繕では、住民の協力なくして進めることはできません。施工内容によってはライフラインに影響を与えることもあるため、説明義務はしっかり果たしましょう。

このように、着工までに多くの工程を挟んでいることがお分かりいただけたかと思います。
ここまで理想の流れをご紹介しましたが、実際はここまでスムーズに進められない場合も大いに考えられます。ゆとりあるスケジュールを立てるよう、最初からしっかり意識しておくことが大切です。

 

大規模修繕を行う周期は何年?

分譲マンションでは、大規模修繕を行う周期は12年が目安とされています。
このようにいわれているのは、平成20年度に国土交通省によって発行された「長期修繕計画作成ガイドライン」に記載されていたことが大きな要因です。
現在では改訂され、「12年〜15年程度」と示されています。
(参照:https://www.mlit.go.jp/common/001172737.pdf

しかし、マンションの管理者やオーナーが押さえておきたいのは「12年周期が絶対ではない」という点です。同じ築年数や規模のマンションであっても、劣化の具合や修繕の必要性はそのマンションによって変わってきます。例えば立地的に海に近いようなマンションであれば、塩害が考えられるので12年周期では遅いかもしれません。

マンションの劣化状況は、他にも管理状況などの様々な要素が絡み合うものです。一概には判断できないため、劣化が気になるようであれば早い周期でも検討してみることをおすすめします。

 

まとめ

マンションの大規模修繕にかかる期間はマンションの規模によって大きく差が生じますが、どの場合においても着工までに時間を要します。実際に工事を始めてから延長になる可能性もあるため、余裕を持ったスケジュールを立てることが大切です。

当社は自社施工であり、営業や現場管理まで一貫して当社で担当させていただいております。意思疎通が一貫しているので、打ち合わせから工事までスムーズに進められます。大規模修繕工事・マンション修繕・アパート修繕をお考えの管理者・オーナーの方は、ぜひお気軽に当社までご相談ください。

 

 

 

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